GALLERY TOMO

2018.4.24

近藤 大祐 個展 ‐プロローグ-


近藤 大祐 個展 ‐プロローグ-
2018年4月24日(火)~29日(日)
12:00-19:00 最終日17時迄
アーティストHP
https://taisuke-kondouh.jimdo.com/
近藤大祐
1993 静岡県生まれ
2016 京都造形芸術大学 芸術学部 美術工芸学科 油画コース 卒業
2018 京都造形芸術大学 大学院 芸術専攻 ペインティング領域 修了
現在 京都を拠点に活動中
個展
2016「 au × 近藤大祐」auショップ北白川、京都
2017「 近藤大祐 個展」ギャラリー知、京都
グループ展
2014「 STOP 展」ギャラリー知、京都
2016「 京都造形芸術大学 卒業制作展」京都造形芸術大学、京都
2016「 京都造形芸術大学 大学院 芸術専攻 修士1 年生作品展 HOP 展」ギャルリ・オーブ、京都
「 藤田海周× 近藤大祐 二人展 Connect」ギャラリー知、京都
2017「 京都造形芸術大学大学院 芸術専攻 修士2 年生作品展 SPURT 展」ギャルリ・オーブ、京都
2018「 京都造形芸術大学 大学院 修了制作展」ギャルリ・オーブ、京都
イベント
2017「ニュイ・ブランシュ KYOTO 2017」ギャラリー知にて展示
受賞
2015「京都画材まつり アートグランプリ」佳作
2018「 京都造形芸術大学 大学院 修了制作展」優秀賞
TAISUKE KONDOUH -PROLOGUE-
From April 24 to 29.
Artist HP
https://taisuke-kondouh.jimdo.com/
Taisuke Kondouh
1993 Born in Shizuoka
2016 He graduated from Kyoto University of Art and Design Department of Fine and Applied Arts Oil Paining Course.
2018 completed master’s degree from Kyoto University of Art and Design Graduate School Master Course Paining Field Oil Paining Course.
2018- Currently based in Kyoto
SOLO EXHIBITIONS
2016 「 au × Taisuke Kondouh」au shop Kitashirakawa, Kyoto.
2017 「 Taisuke Kondouh solo exhibitions」 Gallery tomo, Kyoto.
GROUP EXHIBITIONS
2014 「 STOP exhibitions」Gallery tomo, Kyoto.
2016 「 Kyoto University of Art and Design Degree Show」Uryuyama Campus,kyoto.
2016 「 HOP Kyoto University of Art and Design Graduate School Master Course first year Exhibition」Galerie Aube, Kyoto.
「 Exhibition of two artists Kaisyu Fujita×Taisuke Kondouh Connect」Gallery tomo, Kyoto.
2017 「 SPURT Kyoto University of Art and Design Graduate School Master Course two yearsExhibition」 Galerie Aube, Kyoto.
2018 「Kyoto University of Art and Design graduation exhibition」 Galerie Aube, Kyoto.
Event
2017 「Nuit Blanche KYOTO 2017」Gallery tomo, Kyoto.
Award
2015 「Art Grand Prix, Kyoto Painting Festival」Fine work Prize.
2018 「Kyoto University of Art and Design graduation exhibition」 Excellence Award.

2018.4.11

KG+2018 Award 杉山 有希子「CRASH」


杉山 有希子「CRASH」
2018年4月11日 ー 4月22日
12:00-19:00 日曜日17時迄
閉場日 4月16日、17日
濃密な森林に覆われたクラシックカー、渇いた砂漠に佇む爆破処理された爆撃機、船体を海中に横たえ徐々に朽ち果てゆく廃船。それらは環境に侵食され、同化する。杉山有希子は京都、ロサンゼルス、NYを旅する中で、役割を終え、環境の循環の中へと身を委ねていく機械と対峙し、作品を制作する。まるで空想科学小説のような光景を赤外線やドローンを駆使して撮影し、それぞれの物語の要素を記録する。本展では、人と機械の相互依存的関係性とそれらが終焉へと向かう無情な進行を探求する。
杉山 有希子 CRASH
ディストピア的なリアル

 人の気配のない砂漠や密林のなかに無造作に現れる機械たちの写真は、彼らを形作る同質の金属の構造物の間にそれぞれ据え付けられ、存在を誇示する。
 
 杉山の”写真”という手段によって記録と同時に、外界へと連れ出された彼らの素性は、人や物を運ぶために産まれたもの、命を殺めるために造られたもの、元は何だったかわからないものもいる。
 彼らのもはや役割を失い、自然の原理の中に身を置く以外に道はないようにみえる姿は、自然と文明の微妙な関係性を示す。一方、彼らの運命を生産した人間は勝手気ままに生きる。生活の枠組みがいつどのように変わるかもわからないのに。
 先頃、亡くなった物理学者スティーブン・ホーキング博士は「科学が存在しなければ、この世界は虚構に過ぎない」と述べていた。では、この世界でわれわれはどうすれば存在の証明を果たせるだろうか。
アートが地球史において果たしてきた役割はもはや尊いものだ。科学だけでなく、アートがどのように社会にとって役立つものか考察する必要がある。
 人々が日常を過ごすなか、同じ時間を彼ら役割を終えた機械たちも平等に過ごしている。
現実は見る者の見方で決まる。これはアートに限らず全てにおいて同様だがアートはその解釈の幅を拡げることができる。本展示は、ヒューマニズムのみならず異質のものにも等しく委ねられた同質の時間とわれわれとの相互バランスを表現した、この世界のリアルである。
GALLERY TOMO
Director | 青山 知相
杉山 有希子 Yukiko Sugiyama  
1985年京都生まれ、京都とロサンゼルスを拠点に活動
2011年金沢美術工芸大学・大学院美術科彫刻専攻修了
2012個展 ワタナベファインアートギャラリー、大阪
グループ展、アートフェア出展多数
受賞
2017 ARTISAN & ARTIST Photo Contest, 代官山北村写真機店賞、日本
2018 IPOTY – International Photographer of the Year, USA
https://www.yukikosugiyama.com
KG+2018 Award
http://www.kyotographie.jp/kgplus/

2018.3.15

中山 智介 個展 ※イタリア開催


平素は格別の御引き立てを賜り、ありがとうございます。
GALLERY TOMO / ギャラリー知は展示準備のため、休業とさせていただきます。なお、イタリアの支店であるMAGにて下記の期間、中山智介の個展を開催しております。お客さま各位にはご迷惑をお掛けいたしますが何卒宜しくお願い申し上げます。

http://www.marsiglioneartsgallery.com/

             

個展開催期間:2018年3月15日(月)~2018年3月31日(土)まで
場所:イタリア コモのMAGギャラリー:Via Vitani 22100, Como, Italy
以上

Information

Please be informed that Gallery TOMO will be closed for the Exhibition of Tomosuke Nakayama in Italy from March 15 to 31. If you have any urgent inquires or problems during that time, please contact our address.
Mail : info@gallery-tomo.com

2018.2.20

古賀 陽子 個展


古賀 陽子 個展
2018年2月21日(火)~3月4日(日)
12:00-19:00 日曜17時迄
休廊日:2月26日(月)、27日(火)
作家在廊日:2月21日(水)、23(金)-25(日)、3月2日(金)-4(日)
GALLERY TOMOでは2月21日より古賀陽子の個展を開催致します。
 古賀は現在各地において絶賛上映中の2018年アカデミー賞ノミネート映画「ゴッホ~最期の手紙~」の制作に、世界各国より選抜された画家たちと共に日本人として唯一参加、現在は京都国立近代美術館にて開催中のゴッホ展に於いてゴッホの《恋人たちのいるラングロワの橋》の復元に挑戦するなど、関連する様々な催しで非常に注目されているアーティストです。
 日本に生を受けた古賀は、イギリス・カンタベリー、イタリア・フィレンツェで学び、西洋の近現代のアートの源流に触れて編纂を積んできました。いわば逆輸入型のアーティストですが、しかし欧米の革新的なコンテンポラリーアート的な作品を制作するわけではなく、普遍的な美が焦点です。日常に存在する、刹那の美が交錯する場面を捉えようとする人物画を主に、鑑賞者の想像力をかきたてるような作品たちが主なシリーズです。
 印象派は日本で非常に人気のある分野で、国内において数々の企画展が行われています。数々の珠玉の画家が絢爛に名を連ねる中、特に人気のある画家がヴィンセント・ファン・ゴッホといえるわけですが、日頃より愛読するゴッホと同時代性をもつ日本文学や、ドストエフスキー、ヘルマン・ヘッセに代表される西洋文学の巨匠たちの文学作品も彼女の制作に少なからず影響しているかもしれません。
 京都での初めての開催となる本展示では、古賀陽子の画家としての傾向を具象化した作品が並びます。映画制作のプロフェッショナル達との仕事を通じて得たことを糧に、現在まさにこれから画家としての本領を発揮しつつあるアーティストの仕事を観ることができるこの機会に、多くの皆様のご高覧を賜ることができれば幸いです。
アーティストオフィシャルサイト
https://yokokoga.jimdo.com/
【関連イベント】
ゴッホ最期の手紙
http://www.gogh-movie.jp/
ゴッホ展
巡りゆく日本の夢

http://gogh-japan.jp/
【近隣上映館】
出町座 
https://demachiza.com/
上映予定をご覧ください。

2018.2.13

二人展 神谷真千 / 多喜七星


二人展 神谷真千 / 多喜七星
2018年2月13日(火)~2月18日(日)
12:00-19:00 日曜17時迄
神谷 真千
1993年生まれ
愛知県出身
京都造形芸術大学大学院 ペインティング領域 日本画分野 2年次
2017 SPURT展(京都造形芸術大学/京都)
グループ展 ART POINT Selection V(Gallery ART POINT/東京)
画心展 New order(佐藤美術館/東京)
2016 HOP展 (京都造形芸術大学
青木ゼミ展「302」(Art space-MEISEI/京都)
グループ展「REFLECTION」(gallery little house/京都)
多喜 七星
1993年生まれ
滋賀県出身
京都造形芸術大学 大学院 ペインティング領域 日本画分野 2年次
2017年 第72回 春の院展 入選
第35回 明日を開く絵画 上の森美術館大賞展 入選(東京、京都)
2016年「京都造形芸術大学大学院日本画 山田伸ゼミ展-耀-」(河原町画廊/ 京都)
2015年 第70回 春の院展 初入選
※関連展示
京都造形芸術大学卒業展・大学院修了展
2018年2月10日(火)~2月18日(日)
10:00-18:00
https://www.kyoto-art.ac.jp

2018.1.30

前田 紗希・町田 藻映子 “進化する青”



前田 紗希・町田 藻映子 “進化する青”

2018年1月30日(火)~2月10日(土)
12:00-19:00 5,6,7日休
※会期中、予告なく席を外すことがございます。ご用件おありの方は、アポイントメントを頂戴できれば幸いです。
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 GALLERY TOMO2018年最初の展示として“進化する青”と題し前田紗希町田藻映子の作品をご紹介する。
二人はGALLERY TOMOと提携ギャラリーであるMAGと間で行っているJAPAN ROOM PROJECT(日本の若手作家のミニ個展)に参加した。この二人は対称性のある、いわゆる抽象・具象を描いているが、これらには生あるもののプロポーションを描き出す共通性をみてとれる。
対称性とは、わかりやすい例は視覚的な印象だ。三角形の比率や、眼であったり、耳であったり。
その定義を物理的に述べれば、複数のものの間にある同等性の表現とされている。
アートの領域に於いて楽しめる要素としては、特定の要素の抽出ではなく、さまざまな作品たちが示す対称的構成そのものと、現代社会があらわす全体的なアフェクトの表現だ。
 個人について述べれば、まだ若い二人であるが、前田の作品は、“アンビバレント”というキーワードに基づいた、図形的な表現で構成されている。計算されたようでカオス的に交わる直線や色彩は、冷徹な青、尖った鋭いナイフのような感情の輪郭を表すかのようで見る人をドキッとさせるだろう。
昨年は、イタリア個展や韓国のDDPで開催されたアートフェアASYAAFにも参加。その活動・表現の幅を着実に拡げつつある。
町田もかねてより様々な展示の機会を通じ、パフォーマンス表現をしながら五感を研ぎ澄ませてきた。
今回は昨年飛鳥アートヴィレッジで展示された“もがり”を展示する。生から死へ、死から生の循環のヒストリーがミクロで表現された、そして作家性のトランジションを感じることのできる作品だ。この作品をギャラリーで展示するのはおそらく最初で最後の機会となる。
 その他、二人ともイタリアで展示した作品を中心に構成する。
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協力:MAG
https://www.marsiglioneartsgallery.com/
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前田 紗希 / Saki Maeda
1993 福井県出身
2015 京都造形芸術大学美術工芸学科油画コース卒業
2015 純化(アルトテックギャラリー/京都)
個展 前田紗希展(sala de estar/京都)
2015 京都造形芸術大学卒展示 学長賞
DIVE2015 京都造形芸術大学卒業生優秀作品展(ARTZONE/京都)
京都国際映画祭 クリエイターズファクトリー(元・立誠小学校/京都)
2016 ACT ART COM アート&デザインフェア 2016(The Artcomplex Center of Tokyo/東京)
Independent TAGBOAT ART FES 2016(ヒューリックホール/東京)
アルトテックセレクション(D&DEPARTMENT KYOTO GALLERY/京都)
前田紗希 松野木望会 二人展「普遍的変化」(GALLERY TOMO/京都)
2017 gallerism2017 in 中津 (PIAS GALLERY/大阪)
“DUAL BLUE” Japan room project (GALLERY TOMO ITALY, MAG/COMO、イタリア)
2017 ASYAAF (DDP/ソウル、大韓民国)
町田 藻映子 / Moeko Machilde
2014 ホテルグランビア大阪×京都市立芸術大学アートワークスプロジェクト アートと眠る。アートが目覚める。協力:アートコートギャラリー(大阪)[以降毎年出品] Feldstärke International 2014 アーティスト・イン・レジデンス(PACT Zollverein/ドイツ・エッセン市)・montévidéo(フランス・マルセイユ市)京都芸術センター(京都)
2015 京都市立芸術大学修了作品展 奨励賞(京都市美術館/京都)
京都市立境谷小学校アーティスト・イン・レジデンス(京都市立境谷小学校/京都)
「未知の標本」展(京都市立芸術大学ギャラリー@KUA/京都)
2016 個展「何時か何処か今の此処」(GALLERY TOMO/京都)
個展「遠いことと憧れ」後援:テクニカルソリューションズ株式会社(東京)
2016 《コウノイエ》プロジェクト襖絵制作(多田正治アトリエ+近畿大学佐野研究室/熊野)
2017 gallerism2017 in 中津 (PIAS GALLERY/大阪)
” Moeko Machida Solo Show ” Japan room project (GALLERY TOMO ITALY, MAG/COMO, イタリア)
飛鳥アートヴィレッジ 作品展 「ほどけたもの語りとの邂逅」 (南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館/奈良)
水のトーテム 町田藻映子 (アートスペース .kiten/東京)
https://www.moekomachida.com/
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2017.12.12

鳥彦 個展 “メランコリック ポートレイト”


鳥彦 個展 “メランコリック ポートレイト”
2017年12月12日(火)~12月24日(日)
12:00-19:00 最終日17時迄
アーティストステートメント
 写影室に入った時、かすかに湿った空気が顔をなぜた。天井近くにある小さな窓から、黄色がかった日差しがホコリを照らし出している。「ずいぶん洒落た格好をしてきたんだな。」と、先に来ていた彼に声をかけた。
「まあ、こんな時くらいはなあ。」気のないそぶりで彼が返した。
 画家が肖像画を描いているあいだ、じっとしながら彼はどんな顔をして動きを留めているのかを考えていた。

アーティストHP

http://magatu.karakasa.com/
「新たな環境の変化に適応できたものが生き残る」
 展示にあたって、私はダーウィンのこの言葉をまず思い出した。技法などについての言及は過去にも触れているのでここでは割愛し、描かれている鳥人について人間と比較しながら少し考察したい。
哺乳類の大多数は二色型の色覚しかもたないといわれている。今から約3,000万年前に一部の哺乳類が第三の色覚を得て、赤と緑を区別できるようになり、森の中から果実を見つけやすくなった。これが霊長類の始まりであるが、時計の針をさらに進めると約600万年前に、アフリカ大陸ではマントルの上昇熱が発生した。やがて大陸の中央が隆起していき、熱帯雨林を経てサバンナが生まれた。霊長類のある者は木を降りて、二足歩行を始めた。これが人間の始まりだ。そして私は彼の描く鳥人が、地面に降り立ったのはつい最近のことだと考える。
 さて、鳥彦という作家は人間で、彼の描く鳥人たちの世界はメゾチントの特徴あるモノクロームで生み出されている独創性ある物語だ。異なる世界で独自の進化を経てきた鳥人は少し作家の手から離れて急速に進化しつつある。現在の彼らはとても知的な一団であり、その中でたくさんの仲間や敵もいる。神になろうと画策している者すらいる。私が見始めた初期の頃の鳥人たちは、Cosmic Egg(2011)に示されるように誕生したてのほんの赤子たちに過ぎなかった。背景もまだ洞窟の内側のような閉塞的な環境が多かったし、なんとなく内側の胎動を感じさせるものだった。人はどこから現れたかはわからないが、鳥人のルーツは作家から生み出されたことに間違いない。時を経て、モノクロームを中心にしながらも少し色の知覚も備わり、表現の幅である次元も増え、鳥人としての系統樹が拡がっていく。 
 環境の変化という苦境に対応するため、人間は脳を大きく進化させ、協調や競争を経て試練を乗り越えてきた。鳥人たちは人っぽくありながら、“眼”を進化させた。対峙する者に心を読まれないために、そして騙されないように神経を尖らせ観察をし、危機を乗り越えてきたのだろう。
 作品は作家自身の投影であるとはよく言われる台詞だが、これは彼の場合にも例外ではない。でもひょっとすると鳥人の自立した部分も表れてきているように思う(作品の楽しみ方として)。時代に適応できなかったものは生物のみではなく物もたいてい滅ぶ運命にあるように見えるが、本当にそうだろうか。今後の人間の運命は誰にもわからないが、この鳥人たちは自分たちの創世記を創っているのだろう、それもそろそろ第二章に至っている、我々とは違った世界へ向かうための苦難の旅路だ。作家の生み出す創作物は、作家の手から離れて人を介して世に出て行く。受け取り手はまさに多様であり、鳥人という偶像めいた表象を嫌う者もいれば喝采をもって受け入れる者もいるだろう。それも我々にも誰にもわからないが、進化の速度が早ければ世代時間も短くなることの示唆は知見として、暗い暗示としても存在する。ただひとつ言えることは、版画作品の中に生きることは、世の変化に比較的影響を受けにくく存在し続けられるということだ。
 GALLERY TOMO年内最後の展示となります。慌ただしい暮れ行く師走の季節となりますが、年末に至る2017年最後の刹那のひとときを皆様と作品とともに共有できましたら幸いでございます。どうぞお運びくださいませ。
GALLERY TOMO 青山 知相

2017.12.05

藤木 圭 個展 -追想-


藤木 圭 個展
2017年12月5日(火)~12月10日(日)
12:00-19:00 最終日17時迄
藤木 圭 / Kei Fujiki
1991年 富山県生まれ
2015年
グループ展“いのちの波紋”/ GALLERY TOMO
2016年
京都造形芸術大学大学院ペインティングコース日本画領域修了
富山県展 入選
京都造形芸術大学・大阪芸術大学・弘益大学(韓国)交流展“International Art Exchange Exhibition”/ Homa
グループ展“ゆう”/ 富山市民プラザ
立山町展 大賞
秋期創画展 入選
越中アートフェスタ 大賞
グループ展“きょうとカレント”/ 京都市美術館別館
2017年
グループ展“颯の会”/ 砺波市美術館
グループ展“ゆう”/富山市民プラザ
個展“追懐”/ 北日本新聞社ギャラリー
越中アートフェスタ 優秀賞
開催にあたって
 藤木が描く生き物のかたちについて少し述べたい。まず彼の絵のポジションは、日本画における伝統とアイデンティティを大事にしつつほんの少し宙空に浮いたところにあるように思う。これは若さもあるが現在のところモチーフ選びの過程が自己に対し内省的で、仏教的な拡がりのある円環のような世界観のなかに生命が存在し、ゆるやかに循環しているようなイメージだ。
 西洋的現代アートの皮肉の利いた作品も、それらひとつひとつは過去の文化や習慣のなかにルーツがあってというところと共通して、出逢ってきたいきものの中に自らのルーツを見出している。明治の詩人、北村透谷は自然は常変にして不変と表現している。万物の表象とは諸行無常であり、生命は、繁栄と絶滅を繰り返し、人間においても同様に、多様性にも富み永くは続かず僅かな繁栄をみせて消えていく。そして幸運にもこの地球では生命の連鎖は未だ続いている。科学的にも文芸においても宗教にもそれぞれの専門領域で英知の探究が行われ、美術の役割としての天啓を帯びる藤木は、蛇、虫、魚生けとし生けるものが生きて遺した命にフォーカスし、普遍に描くことによって諸行無常を表現しているように思う。
 2年前のいのちの波紋展で滴り降ちた水滴が放つ波紋の拡がりが、これから輝きを増していくことを願う。
GALLERY TOMO 青山 知相

2017.12.02

榊原太朗 個展 ”ヒトコママンガショー”


2017年12月2日→24日
GALLERY TOMO ITALY. MAG

ステートメント
私は、日本各地の懐かしい街並みを背景に、独自の人物やキャラクターを織り交ぜた作品を制作しています。子供の頃からマンガに親しみ、描いてきましたが、大学でカートゥーンというひとコママンガを学んだことがきっかけで現在は“マンガ的手法を用いた絵画作品”をテーマに制作しています。ペン、インク、紙というマンガの技法を用いながらも、ひとつのアートとして価値のあるものを目指しています。
日本のマンガはもちろんのこと、私の地元(静岡県岡部町)の田舎町で遊んだ記憶、少年期に熱中したゲーム、大人になってから興味を持ち始めた浮世絵など、いろいろな影響が私の作品をかたちづくっています。
GALLERY TOMO ITALY / MAGでの展示は2016年3月のグループ展「HITOKOMA MANGA SHOW」以来二度目となります。前回の展覧会時にはイタリアを訪れ、ミラノやコモの街を観光しました。今回、その際取材したミラノのセンピオーネ公園に着想を得た新作を一点出展します。アジア以外の街を描くのは初めてでしたが、日本の街とは一味違った魅力がありました。
今回も、イタリアの皆さまに私の作品を楽しんでいただけることを願っております。
榊原太朗
Como, novembre 2017 – La MAG – Marsiglione Arts Gallery presenta, da sabato 2 a domenica 24 dicembre 2017, la mostra personale del giovane artista giapponese, Taro Sakakibara, discepolo prediletto del più grande Maestro Manga vivente Yukio Shinohara. La mostra che conclude l’anno in corso, continua il focus dedicato all’arte contemporanea giapponese, analizzando diversi aspetti ormai noti e volendo sottolineare le varietà di linguaggio e di concetto che compongono le vaste attività artistiche orientali.
Le 14 tavole che compongono la mostra personale di Taro Sakakibara, rappresentano alcune situazioni di vita quotidiana o di fantasia dei giapponesi; come i fidanzati imbronciati ai due angoli opposti di un negozio della città di Gifu o gli omaggi delle band inglesi più importanti degli anni ’70 o anche le figure graffianti e satiriche sugli stereotipi occidentali degli ultimi 40anni, passando per la rappresentazione sempre ironica dei suoi film e videogiochi preferiti e per arrivare alla nostalgia del cinema chiuso a Toyama o alla citazione dei personaggi del grande scrittore Soseki Natsume nella sua città natale di Matsuyama. Una tavola speciale dipinta dopo il suo primo viaggio in Italia e quindi opera unica nel suo genere, rappresenta un venditore ambulante di Frittelle con il suo camioncino al Parco Sempione di Milano. Questo vuole essere il suo personale omaggio al nostro Paese e il ringraziamento per l’attenzione che i collezionisti italiani hanno avuto nei suoi riguardi in questi due anni.

2017.11.28

Between: International Group Exhibition 2017


Between: International Group Exhibition 2017

*English follows Japanese below
Artists 出品者:
Mei Nakagawa, Benjamin Frey, 川上 春奈, グォンナヒョン, Mathias Mary, キムダウン Daoun KIM, 後藤由香里, 黄子馨 HUANG TzuHsin, 新宅加奈子, Yamuna Valenta, Tingfang Xia (Mirai), 松岡柚歩,Kristýna Venturová
Featuring: Lasalle College of the Arts, Fine Arts BA students

Events:
11/28 Tue 19:00-: Opening Reception
12/3 Sun 14:00-: Artist Talks (通訳付 / interpretation provided)
■ テーマ:Between
“Between”の語源は英語の”by two” からきており、「〜のあいだ」、「〜のすきま」という意味がある前置詞です。今回の展示では、京都という”伝統と現代のあいだ”にあるような都市で、様々な国籍の14名前後のアーティストが揃い、平面、立体、映像、それぞれの方法で”between “というコンセプトを元に表現します。個人と集団、性別、文化、人種、の間を行き来するような、多様性に富んだ展示になります。鑑賞者はもちろん、アーティスト自身にも実りのある展示になることでしょう。
Between: 2017 International Group Exhibition
■ Dates: Nov 28 to Dec 3
■ Theme: Between
The word “between” originally meant “by two” or “interval”. Kyoto itself is a city in between the contemporary and the traditional. Here, we will present works by about 14 artists of various backgrounds, everything from 2-dimensional to video and sculpture, under this theme of “between,” exploring issues of individual vs. group, gender, culture, and race. We hope this is will be an exciting exhibition for both visitors and exhibitors.
+PROJECT:
https://www.facebook.com/pprojectkuad
問い合わせ Inquiries:pproject.kuad@gmail.com