artKYOTO 2022
GALLERY TOMOは、artKYOTO 2022に参加致します。
出展アーティスト:浜田泰介、藤田薫、近藤大祐
Dates: 2022年10月14日(金)〜16日(日)
venue:世界遺産・元離宮二条城 / World Heritage Site Nijo-jo Castle
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【革新と継承】
特に日本の戦後美術史における浜田泰介の存在感は無視できないものがあり、その中で二条城という大政奉還の行われた場所にて次代を担うアーティストと共演することは一つの重要なニューストピックだ。
武士シリーズと、この12月に世界遺産東寺客殿へ奉納する襖絵9連作「天翔ける」のエッセンスを抜き出した作品も絡めて、藤田薫の古代より連綿と引き継がれる乾漆技法を用いた現代彫刻、そして近藤大祐の注射器を用いたカラフルな風景画の共演が見どころとなる。
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浜田泰介
1932年(昭和7年)、愛媛県宇和島市生まれ。滋賀県在住。
京都市立美術大大学院(現京都市立芸術大学大学院)を修了後、60年代から2度にわたり渡米。ポップアートが花開くあの時代を後の巨匠と呼ばれるアーティストたちと共に過ごし、前衛的な抽象画で注目を集める。
帰国後は日本画に転向し、「日本百景」「四国八十八ヶ所霊場めぐり」「大津百景」など風景画の連作を収めた画集を刊行。一方で大覚寺、醍醐寺、東寺、伏見稲荷大社、上賀茂神社、石清水八幡宮などにふすま絵や障壁画を奉納。
既存の日本画の枠組みにとらわれない、砂、麻布、木、廃材等融通無碍に素材を扱う作風が作家本来の持ち味であり、今回のartKYOTOではアメリカ時代に評価の高かった抽象画を主に展覧。
藤田薫
1986年、大阪府出身。
主に人の背中に焦点を当て制作をしている彫刻家。漆を使用した乾漆技法の作品を中心に、他の素材と組み合わせ制作。
人は他者と関わることで変容しているが、その関わりの中で生まれる互いの相違、その違いが混ざり合い分からなくなるところに制作の力点を置いている。
そのような普遍的変化の様態を、人体、テクスチャー、金属粉、氷、花、果物の実など様々に表現している。
近藤大祐
1993年、静岡県出身。
注射器から抽出した絵具の質感が魅力的な、ヴィヴィドな心象風景画を描く近藤大祐。今回出展するDirectionシリーズは、スクエアのパネルに表現される風景で、見る方向を一方向に固定せず自由な角度に架け替えることができる。
こうした全てのベクトルを内包することによって制約を設けない多彩なものの見方を提案する作品となっている。