GALLERY TOMO

2019.9.07

皆吉 経之 個展 | MINAYOSHI Tsuneyuki Solo Exhibition

MINAYOSHI Tsuneyuki Solo Exhibition | 皆吉 経之 個展

Dates | 日程 :
9/7 Sat → 9/21 Sat, 2019
Sunday & Monday closed ※private view for art collectors in Sunday (need booking).
13:00 → 19:00 (Only Lastday until 17:00)

2019年9月7日(土)~9月21日(土)
日・月曜休廊 ※日曜日はご予約の方のみ
13:00-19:00 最終日17時迄

皆吉 経之 | MIINAYOSHI TSUNEYUKI
1981 京都市出身
2008嵯峨芸術大学芸術学部造形学科油画コース卒業
2014二科展 京都 京都新聞社賞受賞
2015個展 ArtSpace MEISEI(京都)
   個展 四条寺町ギャラリーExaArt(京都)
2017第5回 京宵展(京都美術倶楽部)以降、毎年
   個展 四条寺町ギャラリーExaArt(京都)
2019年 ギャラリー大井選抜展(大阪)
    入佐美南子 退職記念展「入佐美南子と嵯峨美の仲間たち」展(京都)
    その他展示多数。

皆吉 経之 個展 開催にあたって
 皆吉君とは、友人として出会った。正確に述べると、よそのギャラリーで個展をしていた彼と出逢ったのが4年ほど前。博識な彼の話にのめり込んだ。その後、時々顔を合わせては酒を酌み交わす中になった。今回が一緒に仕事をする、初めての展覧会となった。
 ジェームズ・ウォード、フランツ・マルク、ロバート・ベイトマン。動物を愛し、描いた人は数多く存在する。宗教において動物が神の役割を直接的もしくは分担して負う時もあった。東洋でも鳥獣画、浮世絵の題材として北斎、若冲など枚挙に暇がない。憎しみも偽りも持たない動物を主題にすることは、アートの文脈において重要というより普遍性を帯びたものだ。
 
 今回、展示に特にテーマは設けていない。日本文学を下地に読みこみ、ユーモラスな動物たちを油彩と日本画の技術を駆使して描かれるストーリー性に着目して欲しい。そこからは昔の人が見ていた風景と、現代に生きる彼の視点が重なっているように感じられることだろう。猫や動物はデューラーっぽい細かいタッチで毛並みが描かれているが、帯びているストーリーは日本の古典や言い伝えに基いている。
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青山 知相