GALLERY TOMO

2019.4.30

SAKI MAEDA SOLO EXHIBITION | 前田 紗希 個展


Dates | 日程 :
5/25 Sun → 6/8 Sat, 2019
Sunday & Monday closed ※private view for art collectors in Sunday (need booking).
13:00 → 19:00 (Only Lastday until 17:00)

2019年5月25日(土)~6月8日(土)
日・月曜休廊 ※日曜日はご予約の方のみ
13:00-19:00 最終日17時迄

https://www.maeda-saki.com/

MAEDA SAKI | 前田 紗希

1993年福井県出身
2015年 京都造形芸術大学美術工芸学科油画コース卒業​

展示、賞歴 

2018 
絵画 tomorrow 6大学推薦 若手の饗宴(ギャラリーマロニエ/京都)
THE NEXT 10 ARTISTS(阪急うめだ/大阪)
Group Show(MISA SHIN GALLERY/東京)   
アートフェア東京2018(MISA SHIN GALLERY/東京国際フォーラム、東京)
前田紗希 町田藻映子 ”進化する青”(GALLERY TOMO/京都)
2017 
“DUAL BLUE”Japan room project(GALLERY TOMO ITALY,MAG/COMO、イタリア)   
ASYAAF(DDP/ソウル、大韓民国)   
gallerism 2017 in 中津(PIAS GALLERY/大阪)
2016 
前田紗希 松野木望会 ”普遍的変化”(GALLERY TOMO/京都)   
アルトテックセレクション(D&DEPARTMENT KYOTO GALLERY/京都)   
Independent TAGBOAT ART FES2016(ヒューリックホール/東京)   
ACT ART COM アート&デザインフェア2016(The Artcomplex Center of Tokyo/東京)
2015 
個展 前田紗希展(sala de estar/京都)   
京都国際映画祭 クリエイターズファクトリー(元・立誠小学校/京都)   
DIVE2015 京都造形芸術大学卒業生優秀作品展(ARTZONE/京都)   
個展 純化(アルトテックギャラリー/京都)   
京都造形芸術大学卒業展示 学長賞

展覧会ステートメント

 「描かれているのは物事の二面性。アンビバレントな感覚。一つでは成り立たない様。図形的な抽象のスタイルで相反するものが共存出来るように画面上で昇華していく様。」 「裏と表。自分と他人。同意と反対。相反するものを共存させながら交わらない世界を構築。形と色彩の効果を探求すると共に、感情の輪郭を視覚化する。」
 どちらも前田本人の言葉だ。彼女の作品は、ありふれた画材から成立している。キャンバスに油彩。本人も言うように、その形、色の中に内包されている要素は様々である。エモーションの削り取り、寒色を中心とした構成はモノクロニズムの発展の歴史も感じさせるし、また日本のもの派は、思考の原点になるものの意味を重視して作品に取り入れてきた。そういった様々な視点を含みながら、矛盾から現実が成り立つ様を、色彩や図形を根拠に画面上に示している。 少し視点を変えて見てみよう。例えば近代物理学は量子論と相対性理論の二つから成り立っている。キャンバスの上にどの色でもかまわない、油絵具で丁寧に一本の線を引いてみるとする。それは単なる真っ直ぐな線だろう。 しかし顕微鏡でそれを拡大してみれば、絵の具の油の中に混ざり合った色の粉が、不格好に、ランダムに点々と分布した物質の集積であることがわかるだろう。我々は、真っ直ぐだがそうではないという1つのパラドックスに遭遇することとなる。この世界はこういった矛盾は非常にありふれたものなのだ。 その上で作品としては、この世界の様相が色相や境界として現れているのであって、その中に存在する三角形や図形は、人間の存在そのものとして映しているとも考えられる。 そうすると、三角形は人間をうまく表している。例えば環境と身体と知性の3つは、循環構造になっている。身体と環境は相互作用で成り立ち、知性は身体を動かして表現し、環境は知性と体を制御する。その拡大が社会を構築していて、多様性がいびつに交錯している。 それぞれの作品が個性的で、様々の図形が色相や空隙を持ち、ナンバリングがタイトルとなっていて、それらがパラグラフとして連続している様は、情報や価値観が多重に入り込んでいる現代社会を興味深く映している。

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